4.7GB
検索エンジン等を利用して"DVD コピー リッピング"などと、なにやら怪しげなキーワードを入力してみると、フリー・シェアを問わず様々なソフトウェア情報、またそれに付随する感想・意見などが数多くヒットします。
一昔前はコピープロテクトを解除してmpeg等の映像形式として、吸い出すソフトウェアの類が見られたが、近頃では片面1層ディスクのサイズへ、圧縮してくれるソフトウェアに関する情報も増えている傾向にあります。
Web、出版物に限らず多くの記述によると市販DVDディスクのバックアップは合法だとか、コピーは違法(当然です。)だとか、広い意味での解釈がいろいろあるらしいが。
では、「片面1層の市販メディアに記録することを前提にしたデータ圧縮ソフトウェアに関して批判的な意見が多いが、そうなのか?」ということ。
VHSビデオテープでもそうですが、コピるヤツがいるんですね。CSSとか解除してコピーしてしまう。
もちろんDVDプレイヤーはそれを解除して再生しているようですが、コピーはしていない。(これも当たり前です。)
片面2層ディスクに記録されているデータを片面1層の市販メディアに記録しようとする場合、次にコピーしたデータを圧縮する。このときに重要なのは圧縮後の画質と圧縮スピード等いろいろではありますが、この2点に関してソフトウェアの評価をどのように論じようとも、その方達に特に異論は無いし、または参考にさせてもらうくらいです。
だが、違法コピーを前提としているヤツらは往々にして「4.7GB以上のデータを"圧縮するだけ"なら意味がない」とか、挙げ句の果てには「このソフトは違法コピーを助長させている」などと述べる。
また、ソフトウェアメーカーHPの記述を抜粋して、「個人のオリジナルDVDまたは、非CSSのDVDを圧縮する場合にソフトウェアを使えというが、そんな状況はほとんど無い」などとも。
ソフトウェア制作者の意図にはこの際触れずにおいておきますが、わずか数十分でデータのリサイズが行えるソフトということでは、かなりの評価に値すると思います。
たとえば、DVD対応のmpeg2形式のデータがすでにありDVD-Videoのオーサリングをしてはみたが、オーサリング後のデータがわずかに4.7GBよりオーバーしている場合などは、とても"使えるソフト"になるわけです。
制作過程にもよりますが、作業時間の大幅な短縮が実現できます。
違法コピーを大前提に話を進めているヤツらは、このあたりに疑問を感じさせる記述をしていることが多い。
「DVD-Videoの圧縮ソフトウェアというものはリッパーではなくてクリエイターに大変すばらしい価値がある」と思います。
大手のニュースサイト、製品レビューのサイトでも"リッパー的"な視点からの記述が多く見られ「なるほど、CSS解除ソフトと併用すればDVDのダビングも容易にできるのか」と連想させてしまうものばかりなので、仕方ないとは思いますが。 |